陰影とはざっくりと「陰」が光が当たらない部分「影」が光があたることによってできる暗い部分です。球体ならわかりやすいですが、顔の凹凸などになるとどっちが陰影かわからなくなりますよね。専門的なことではなく、陰影はどの部分なのか、どっちが暗いのか、私が普段Procreateで陰影を塗る方法をご紹介します。
球体で説明されている記事が多くあるので今回は球子さんで説明していきます。
球子さんが横になってこちらを見ています。光は上から差しています。赤枠で囲ってある部分が光が当たらない部分です。青矢印が光が当たることによってできる影の部分です。
顔にある影は陰影どっちなの?
どちらでもあると言えるけどクローズアップしてみてみよう!
顔の陰影
鼻をクローズアップして見てみます。上から光が差しているので赤矢印が指している部分は光が当たらない部分になります。青矢印が指している部分は鼻というモノによって光が遮られてできる影になります。
光が当たらない顔半分は「陰」で鼻筋や小鼻によってできる暗い部分は「影」になります。陰の中に影ができることもあるのでよくわからなくなりますが、どちらも影なので私は陰影を同じ影として塗ることが多いです。
陰と影はどっちが濃いの?
私は陰を影よりやや薄くしているよ!
陰の付け方
「陰」を塗る部分は光が当たらない部分です。ざっくりと光が当たる部分の反対側、裏側です。光が差す方向を決めたら、光が当たらない裏側を塗っていきます。球子さんでいうと上から光が差しているので、ざっくりと下の顔1/3は陰になります。
不透明度を下げて黒で陰影を塗ってもいいですが、くすんで見える場合はベースの色に合った色にします。私の陰影の色の選び方はベースカラーと同じ色をレイヤーモードを「乗算」にしたレイヤーに塗るだけです。
ベースカラーの上に新規レイヤーを作成して記号「N」をタップしてレイヤーモードを「乗算」にします。ベースカラーと同じ色で「陰」になる部分(光が当たる裏側)を塗ります。陰が塗れたら不透明度をやや下げておきます。今回は50%くらいまで下げました。
「陰」を塗るレイヤーははみ出さずに塗るために「マスクをクリップ」にしてね!
影の付け方
「影」を塗る部分は光がモノに当たりそれによりできる暗い部分です。球子さんに角と髪を追加してみました。角と髪(モノ)によって光が遮られてできる暗い部分が影になります。その他には鼻や頬など突起している部分によりできる暗い部分も影になります。
陰影をひとまとめにして影を付けてもいいですが、陰影をわけることでより立体的に見えたりメリハリのある仕上がりになります。
「陰」を塗ったレイヤーの上に新規レイヤーを作成して記号「N」をタップしてレイヤーモードを「乗算」にします。ベースカラーと同じ色で「影」になる部分を塗ります。「影」のレイヤーは不透明度を下げないので「陰」よりやや暗くなります。
部分別、色別でレイヤーを分けている場合は同じように陰影をつけていきます。仕上げに一番光が当たって明るい部分にハイライトをつけてあげると立体的になります。
「モノに光が当たってできる」部分を意識して影をつけるんだね!
乗算レイヤーにしたときのベースカラー以外の影色の選び方についてはこちらの記事をご覧ください。
まとめ
以上が陰影を分けて影を付ける方法でした。光が当たらない部分、光が遮られてできる影を意識すると陰影を塗りやすくなります!
陰 | 光が当たらない部分(モノの中) |
影 | 光が当たることによってできる暗い部分(モノの中と外) |
ハイライト | 一番明るい部分 |
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