ラスターとベクターの違いと用途についてまとめました!
ざっくりと「ラスター」とはドット(Pixel)で作成された画像です。「ベクター」とは点(アンカーポイント)と点をつなぐ線(セグメント)で作成された画像です。大きな違いはラスターデータは拡大すると線のギザギザが見えますが、ベクターデータは拡大してもギザギザやぼやけることなくきれいな線を保ちます。
ラスター
ラスターとはドット(Pixel)で作成された画像です。Pixelとはデジタル画像の最小単位のことで、たくさんのPixelで形成されるものがラスター画像です。Pixel(画素)が多いほど高画質になります。拡大していくとふちがギザギザしているのが見えます。
拡大するとギザギザが目立つね!
拡大/縮小や変形するとぼやけたりしてしまうよ!でも詳細なグラデーションや写真などには適しているよ!
ラスターのメリット
ラスター画像が適している用途はグラデーションの多いイラストや写真編集などでWebメインで使用されます。
Pixelで作成されているのでたくさんの色を使用したグラデーションに向いています。
厚塗りなどにいいね!
ラスターのデメリット
ラスターは拡大/縮小、変形などには向いていないので、同じロゴを名刺や看板などに使用する場合はサイズ変更が必要になるので不向きと言えます。
ロゴはラスター画像では作成できないの?
作成はできるよ!例えば名刺サイズに適したサイズで作成したロゴを、看板などの大きなサイズで使用するため拡大するとぼやけてしまうから向いてないんだよ!
作成したままの見た目を拡大/縮小すると保持できないんだね!
ベクター
「ベクター」とは点(アンカーポイント)と点をつなぐ線(セグメント)で作成されているので拡大してもふちはギザギザになりません。ベクターは数式で作成されているためサイズ変更しても再度計算されるのでどんなサイズにしても同じ見た目を保つことができます。
拡大/縮小しても同じ見た目なんだね!
そうだよ!だからサイズが異なる色々なものに同じ見た目を保持したまま印刷できるよ!
ベクターのメリット
ベクターはPixelではなく数式で作成されているためサイズ変更しても再度計算されるので拡大/縮小しても同じ見た目を保つことができます。
名刺サイズで作成したロゴを看板に使うため拡大しても劣化しません。
異なるサイズに印刷する場合にいいね!
ベクターのデメリット
ベクターはたくさんの色を使用するイラストや写真などには向いていません。
ラスターでもベクターでもイラストを作成することはできるけどグラデーションの多いイラストはラスターの方が向いているよ!ベクターはシンプルなイラストや図形の組み合わせで作成できるアイコンなどに向いているね!
ラスター/ベクター使用場面まとめ
ラスター | ・たくさんの色を使用するイラスト(グラデーション) ・写真編集 |
ベクター | ・異なるサイズの媒体に使用/印刷するイラスト ・シンプルなイラストやロゴ ・チラシや看板などに載せる地図 |
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