本記事では画像の下にその説明が書かれてるよ!

劣化させずに回転・リサイズする【補間比較】Procreate

Procreate
スポンサーリンク

デジタルで絵を描くメリットは描いたものを変形させたり、リサイズしたり、回転させたり安易にできることです!だがしかし!補間の種類によっては一度の移動、リサイズ、回転などで画質が劣化してしまいます。

劣化を少なく変形や回転などをする場合はバイキュービック法にしましょう!

今回はProcreateにある3種類の補間方法のちがいどの用途に向いている補間なのかをご説明します。

ProcreateとはiPad専用の有料イラスト制作アプリです。ブラシの種類が豊富で、Apple Pencilを使えば力の入れ方次第で線に強弱をつけることもできます。アニメーション機能にも対応しています。

元の画像

補間方法には「ニアレストネイバー法」「バイリニア法」「バイキュービック法」の3種類があります。それぞれの補間方法で-320度回転させました。

エッジを拡大するとニアレストネイバー法が一番ジャギーが目立ちます。一回の回転ではバイリニア法とハイキュービック法はそこまで差がないように思います。

ゴリたみ
ゴリたみ

補間ってなに?

変形、回転、リサイズなどをするときに画素値を算出して処理することだよ。ざっくり言うとリサイズするということは、隣接する色(情報)に基づいて新たに色を生成する必要があるんだよ!

うーたみ
うーたみ

補間方法の変更の仕方

変形、回転、リサイズなどをしたいレイヤーが選択されている状態で「変形ツール」をタップします。点線の枠で画像が囲われます。「リセット」の左隣に「ニアレストネイバー」「バイリニア」「バイキュービック」のどれかが選択されている状態なのでタップして補間方法を変更できます。

ニアレストネイバー法

ニアレストネイバー法は、最もシンプルで高速な補間方法です。変形した結果をどのように表示するかを計算する際に、エッジの両側の 1 ピクセルのみを考慮します。このため、最終結果がギザギザに見えることがあります。しかし、シンプルな変形をすばやく 1 回行うのであれば、一般的に問題のないオプションです。>Procreate.https://procreate.art/jp/handbook/procreate/transform/transform-interpolate/,(参照2022-06-12)

「ウホ?」って感じですね。どういった補間方法なのかは理解しなくても、どのような画像にニアレストネイバー法を使うのかをご紹介します。

ニアレストネイバー法はドット絵をリサイズするのに適しています。

ドット絵を作成するときのキャンバスサイズは32×32px/64×64px/128×128pxが多いと思いますが、このサイズで作成した画像をアイコンなどに設定しようとするともともとのサイズがかなり小さいので拡大してから保存をしないとぼやけてしまいます。

32×32pxを
拡大☟
ゴリたみ
ゴリたみ

ドット絵を拡大するにはニアレストネイバー法がいいんだね!

ハイキュービックが一番ぼやけているね!

うーたみ
うーたみ

ドット絵の作成方法についてはこちらの記事をご覧ください。

バイリニア

バイリニア法では、エッジを囲む 2×2 のピクセル領域を考慮し、4 つすべての加重平均を出します。処理時間は長くなりますが、通常はニアレストネイバー法よりも滑らかな結果が得られます。>Procreate.https://procreate.art/jp/handbook/procreate/transform/transform-interpolate/,(参照2022-06-12)

バイリニア法は普段の変形やリサイズに使用しています。変形をしすぎると劣化しているのがわかりますが、ラフなどの変形、リサイズにはこの補間方法で十分だと思います。

元の画像を3回転と拡大をバイリニア法で行うとやはり劣化しますが、ニアレストネイバー法ほどジャギーが目立ちません。

バイキュービック

バイキュービック法では、周囲の 16 個のピクセル領域を考慮します。この方法では、エッジに近いピクセルほど重視されます。このため、3 つの方法の中では最も時間がかかりますが、最も鮮明で正確な結果を得ることができます。>Procreate.https://procreate.art/jp/handbook/procreate/transform/transform-interpolate/,(参照2022-06-12)

一番きれいに変形、リサイズなどができる補間方法です。

どちらも元の画像を3回転と拡大をしています。元と比べるとどちらも劣化しますが、バイキュービック法のほうがバイリニア法よりきれいです。

きれにリサイズなどを行いたい場合はバイキュービックが適しています。

私が補間方法を選ぶときは次の通りです。

ニアレストネイバードット絵の拡大/縮小するとき
バイリニア法ラフの変形、リサイズetcするとき
バイキュービック法きれいにリサイズetcしたいとき

90度回転するならキャンバスごと

回転するとどの補間方法でも劣化してしまうため、90度の回転ならキャンバスを90度回転させましょう。

大きいキャンバスで描いて小さいキャンバスにコピペ

拡大/縮小するとどの補間方法でも多少劣化するので、大きいキャンバスで描いて小さいキャンバスにコピぺ/画像を挿入すれば拡大されるのではないかと思いましたが、そのペースト先のキャンバスサイズに合わせたサイズに変更されてしまうので、できませんでした。

キャンバスサイズ2000x2000pxで描いたイラストのサイズは1558x1777pxです。1000x1000pxのキャンバスでコピペをするとサイズが778x886pxに変更されました。小さいキャンバスから大きいキャンバスへコピペする場合はサイズはそのままを保ちます。

青山さん
青山さん

キャンバスサイズに合わせたサイズに変更されるんだね。

以上補間方法についてでした。用途に合わせて補間方法を変更してみてください!

コメント