NFTアートとはざっくりとデジタルアートに唯一無二の価値を持たせたものです。デジタルアートはコピーなどが簡単にできますがNFTにすることでブロックチェーンという技術により「唯一無二」という証明ができるということです。
コピーや改ざんができないの？
スクショしたりコピーすることはできると思うけど、NFTアートにしたときの「データ」は改ざんすることができないのと、作成者や所有者のデータと紐づいて記録されるから、唯一無二のデータだよ！
NFTアートで販売できるものはイラストや音楽、写真などなどありますが、今回はデジタルイラストをOpenSeaで出品する方法をご紹介します。
NFTアートを販売する戦略やどの取引所がいいのか、ガス代の節約方法についてといった詳しいことはご紹介しておりません（わかりません）。実際に私が使用している取引所とウォレットと販売手順の記事になります。難しいことは置いといて、まずは出品してみたい！という方向けの記事になっております。
ProcreateとはiPad専用の有料イラスト制作アプリです。ブラシの種類が豊富で、Apple Pencilを使えば力の入れ方次第で線に強弱をつけることもできます。アニメーション機能にも対応しています。NTFアートを販売する手順は次の通りです。
①国内仮想通貨取引所に口座を開設する（Coincheck）
②口座（Coincheck）に入金して仮想通貨（ETH）を購入する
③仮想通貨のウォレット（MetaMask）を作成する
④フォレットに取引に必要な仮想通貨を入金する（ガス代）
⑤NFTマーケットプレイスにログインする（OpenSea）
⑥出品する
手順は少ないね！でもマーケットプレイスって？仮想通貨のウォレットって？ガス代ってなに？
マーケットプレイスはネットの市場のことだよ。仮想通貨のウォレットとはまず仮想通貨は電子データのみでやり取りされる通貨だよ。それを管理するのがウォレットになるよ。ガス代というのは売買するときに発生する手数料のことだよ。
目次
国内仮想通貨取引所に口座を開設する（Coincheck）
仮想通貨取引所とは日本円を入金して仮想通貨を購入するところです。NFTアートを売買するのにガス代（手数料）がかかるのでこのガス代を払うのに仮想通貨で払う必要があります。今回ご紹介する口座開設方法はパソコンから行う手順になります。
スマホのアプリからも口座開設は「Coincheck開設 スマホ」と検索してみててね！
検索エンジンで「Coincheck」と検索して１番上に出てくるサイトをクリックします。「会員登録」から「メールアドレス」と「パスワード」を入力して「私はロボットではありません」にチェックをして登録します。
登録したメールアドレス宛にメールが届きます。メール本文にあるURLをクリックするとアカウントが作成されます。
各種重要事項を確認して問題がないようでしたら「同意する」をクリックします。
次に「本人確認」を手順に沿って登録します。
二段階認証の設定は任意だからこの記事では飛ばします。
登録が完了したら審査完了のメールが１～２営業日で届きます。その後書類が書留で届きます。受け取ることで完全に本人確認の審査が終了します。
入金する
取引口座が開設できたらさっそく入金してみましょう。「銀行振り込み」「コンビニ入金」「クイック入金」から選択できましたが現在は「コンビニ入金」と「クイック入金」は一時停止しており、「銀行振り込み」のみ可能です（2022年7月）。
「日本円の入金」をクリックすると振込先口座が表示されるので入金したい金額を振り込みます。私はPaypay銀行から振り込みました。
振込手数料や詳しい口座開設～取引については下記サイトが参考になります。
入金できたら仮想通貨を購入する
一番最初のNFTアートを出品するのに「ガス代」がかかります。ガス代とはざっくりと手数料です。
初回の出品時のみかかる手数料ってこと？
そうだよ！それ以降はMetaMaskで「署名」ボタンをクリックするだけで出品ができるよ。
ガス代を払うのに仮想通貨を購入する必要があります。ガス代は変動しますが、私は当時２万円を入金して仮想通貨ETH（イーサリアム）を購入して初回にかかるガス代を払いました。
5000円～20000円くらい初回出品時のガス代にかかると思うよ！10000円でも安いと思うから変動して高くなる前に10000～15000円の時に払っておくといいかも！
仮想通貨というとビットコインとよく聞きますが、OpenSeaではETH（イーサリアム）を使って取引を行うのでETHを購入します。
私は間違えてビットコインを買ってしまったよ！
仮想通貨のウォレットMetaMaskを作成する
日本円を仮想通貨にしたら、それをウォレットに入れる必要があります。私が使用しているウォレットはMetaMaskです。「Chromeに追加」をして手順に沿って登録をします。
クロームから「MetaMask」と検索すると一番上に出てくるサイトをタップして「Chromeに追加」するか、「Chromeウェブストア」と検索してChromeウェブストアから「MetaMask」と検索して追加してください。
買い物するために現金をお財布に入れるようなイメージかな？！
そうだね！口座にお金があってもお財布にないと買えないもんね！
拡張機能が追加されるとChromeの右上に小さくアイコンが表示されます。このアイコンをクリックしてウォレットの作成をします。
MetaMaskのアイコンをクリックして「開始」ボタンをクリックします。
「ウォレットの作成」をクリックして青地の「プライバシーポリシーはここにあります」を確認して「同意します」をクリックします。
新規パスワードを設定して「利用規約に同意します」にチェックをいれて「作成」をクリックして完了です。設定したパスワードはログインするのに必要なので忘れないようにしましょう。
拡張機能を追加してもMetaMaskのアイコンが無い場合
Chromeの右上にMeataMaskのアイコンが表示されない場合は、画面右上の「︙」をクリックして「設定」＞「拡張機能」から「MetaMask」のトグルボタンをONにします。
シークレットリカバリーフレーズ
ウォレットの保護の動画の下にある「次へ」をクリックしてシークレットリカバリーフレーズを確認します。シークレットリカバリーフレーズとはウォレットを復元するのに必要になる12個の単語です。
「秘密の言葉を表示するには、ここをクリックします」をクリックして12個の単語を保存します。
先ほどのシークレットリカバリーフレーズが表示されますので、順番通りにクリックして並べ「確認」をクリックしてウォレットの作成は完了です。
後からシークレットリカバリーフレーズを確認する方法
シークレットリカバリーフレーズは後からも確認ができます。
アイコンをタップ＞「設定」＞「セキュリティとプライバシー」＞「シークレットリカバリーフレーズを公開する」から確認をして「クリップボードにコピーする」か「CSVファイルとして保存する」から保存をします。
リカバリーフレーズを他人から聞かれても絶対に教えてはいけないよ！それとリカバリーフレーズを入力するよう促すサイトも詐欺の可能性があるよ！
ウォレット（MetaMask）に取引に必要な仮想通貨を入金する
購入した仮想通貨をMetaMaskに入金します。メタマスクのアイコンをクリックします。
アカウント名にカーソルを合わせると「クリップボードにコピー」と表示されるのでクリックしてコピーします。
CoinCheckの左のタブにある「暗号資産の送金」から「①送金する通貨」に「Ethereum」を選択します。「②宛先」には先ほどコピーした入金先コードを貼り付けます。「③送金額」では送金する金額を入力します。「次へ」ボダンをクリックすると送金されます。送金には数分かかりました。あるサイトでは数日かかる場合もあるとのことです。
送金の手数料として0.005ETHかかるよ！
送金が完了すると「ETH」と「USD」で金額が表示されます。
送金の履歴はCoinCheckの「暗号資産の送金」タブの下の方で確認ができるよ！
NFTマーケットプレイスにログインする（OpenSea）
Chromeから「OpenSea」と検索してログイン画面を開きます。「Create」をクリックします。
連携するウォレットを選択する画面になりますので「MetaMask」を選択します。パスワードを入力して「ロック解除」ボタンをクリックします。
OpenSeaへログインができました。ヘッダーやプロフィール画像の設定は割愛します。
さっそく出品してみます。
出品する
画面右上の「Create」をクリックします。
事前に出品するアートを用意しておいてね！
私はPixel ArtのHappy Animalシリーズを出品しているよ！
お絵描きアプリProcreateでPixel Artの作成方法については下記記事をみてみてね！
「署名の要求」というウィンドウが表示されますので「署名」をクリックします。
「Create New Item」というページに移動します。「出品するファイル①」と「作品のタイトル②」は必須になります。「出品するファイルについてのウェブサイト③」と「出品するファイルの説明④」は任意で入力します。
出品できるファイル形式は「JPG」「PNG」「GIF」「SVG」「MP4」「WEBM」「MP3」「WAV」「OGG」「GLB」「GLTF」になります。サイズは最大100MBです。
今回はGIFのアニメーションを出品するよ！
画面下にスクロールして「Blockchain」に「Ethereum」を選択して「Create」をクリックします。
「Create」だけではまだ出品できていないので「Sell」ボタンをクリックします。
「List item for sale」画面の「Type①」では「Fixed Price（価格を固定）」か「Timed Auction（オークション）」にするか出品方法を決めます。
今回は「価格を固定」にして出品したよ！
「Price②」では「ETH」が選択されているのを確認して価格を決めます。ETHを入力すると項目の右下に小さくドルが表示されるので現在のETHがいくらなのかがわかります。
価格はいくらくらいがいいの？
ものすごい金額で取引されるデータもあるけど私は大体0.01ETHにしているよ！Siriに「13ドルは日本円でいくら？」って聞くとその時のレートで答えてくれるよ！
「Duration③」では出品する期間を決めます。オークションを選択した場合も最低価格を決めてDurationで期間を決めます。
設定ができたら「Complete Listing」をクリックします。
「署名」をクリックして完了です。このとき「署名」ボタンがクリックできる状態でない場合は「↓」をクリックしてから「署名」ボタンをクリックしてください。
出品ができるとCollectedページに価格が表示されます。価格が表示されていないものは出品していないデータになります。
販売期間が過ぎた場合は出品対象ではなくなります。もう一度出品する場合は該当のデータをタップして「Sell」ボタンから同じように「出品方法」「価格」「期間」を決めて出品してください。
以上デジタルイラストをOpenSeaで販売する方法でした。
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